高速エンジェル・エンジン小ネタ解説




BATTLE:1 単行本1巻 78Pより
「あるときは1つ・・・」

『科学忍者隊ガッチャマン』
放送は、第1話1972年10月1日「ガッチャマン対タートル・キング」の回より
1974年9月29日「地球消滅0002」まで合計105話。
タツノコプロの面目躍如といった画期的なアニメで大ヒットしました。

記念すべき第1回のストーリィをかいつまんでご紹介すると・・・

ウラン貯蔵庫が謎の鉄獣に襲われる。ISOの科学者、南部博士が、それは世界征服を狙うギャラクターの仕業であると、
またそれに立ち向かうべく科学忍者隊を密かに結成していることを公表する。
科学忍者隊は、大鷲の健(18)をリーダーに、コンドルのジョー(18)、白鳥のジュン(16)、つばくろの甚平(10)、
みみずくの竜の5人(17)で形成されている。

彼等は、直ちにゴッドフェニックスで鉄獣を追う、途中いろいろあるが科学忍法竜巻ファイターでなんなく蹴散らすことに成功するのだ・・・。
しかしこの事態を鉄獣の司令から聞いた首領ベルクカッツェは、総裁Xの意見を仰ぎ
「彼らは我々の脅威の存在になろう」とのXの言葉に、カッツェは鉄獣の司令に忍者隊抹殺を指示するのである。
司令は、姑息な手段、鉄獣を自爆させ忍者隊を葬ろうとする。(自分は頭部ロケットで脱出するのであるが・・)
それに気づいた忍者隊も脱出しようとするが、ゴッドフェニックスの翼が鉄獣のシャッターに挟まれ残された道は一つ、
生死を賭けた科学忍法火の鳥。爆発炎上するタートルキング。
その炎の中から、一羽の火の鳥が舞い上がった〜〜〜ぁ。
というお話でした(笑)
長くなりましたが問題セリフですが、これにはセリフの分担があります。
健「ある時は五つ、ある時は一つ、実体を見せずに忍び寄る白い影」

甚平「正義の影武者、科学忍者隊」

健「その名を…、ガッチャマン!」

となるのです。

BATTLE:1 単行本1巻 78Pより
『うわさの刑事トミーとマツ』
TBSで昭和54年10月17日〜昭和56年3月25日(全61話)。
毎週水曜20:00〜20:55で放映。
丁度 土曜深夜枠で海外刑事もの(スタスキー&ハッチ)とか流行っていた時期でした。

主人公の二人
岡野富夫(トミー)・・国広富之と  松山 進 (マツ)・・松崎しげる。
その他のキャスト
相模管理官・・・・・・・・・・・石立鉄男
御崎捜査課長・・・・・・・・・・林  隆三
高村部長刑事(おやっさん)・・・井川比佐志
片桐警部補(キザギリ)・・・・・・清水章吾
岡野幸子(サッチー・トミーの姉)志穂美悦子
東(あづま)刑事・・・・・・・・成川哲夫
南田刑事・・・・・・・・・・・・神山卓三
西山庶務係・・・・・・・・・・・井上和行
ナレーター・・・・・・・・・・・芥川 隆行
トミーこと岡野富夫は、普段はものすごい臆病者。
喧嘩の仲裁に入っても、逆にやられちゃうくらいヘナチョコですが、ひとたび「トミコーッ!」と言われると変身。
たちまち、強くなりカンフー?(かなりいい加減なワザ)を駆使して簡単に犯人を倒し逮捕してしまう。
しかし変身している最中の事を本人全く覚えておらず、犯人を倒した後、
お約束の様に「どうしちゃったんですか、先輩っ?これ誰がやっつけちゃったんですか?」とマツに聞いちゃったりして・・・。
そんな事で、トミーが覚えてないのをいい事にマツの手柄だったかのごとく
「これ、全部俺が倒したんですよ!」とマツは他の刑事に嘘をつきまくっていたりもしてました。

トミーが「トミコ」で変身する理由。
・トラウマ炸裂・女の子扱いは大嫌い。
小さい頃から女の子と良く間違えられていて、それがトラウマとなったらしい。
決定的になったのはヘナチョコな性格ゆえ、親からも女の子扱いされ「トミコ」と呼ばれたことによるようです。
ある日 親から「トミコ」と言われたトミーは怒り爆発!!物を投げて大暴れ。
どうやらその時を境に「トミコ」と呼ばれると変身するらしいです。

・へなちょこトミーはコンプレックスの塊。
元警視庁 捜査一課長の名刑事だったトミーの父は偉大すぎて、トミーにとっての憧れと越えられない壁らしいです。
ついつい「どうせ、僕なんか、僕なんか!」と言って落ち込むトミー。
本当は強いのにコンプレックスに捕らわれ、自分ではオヤジのような名刑事にはなれないと思い込み
より一層気弱で臆病になっていくのでありました。
ちなみに変身するには誰かが「トミコーッ!」って叫ばないといけないのです。

でも、そこは、コメディモノのお約束、たまに自分でつぶやいて変身なんてこともあったハズです。
大抵は、相棒のマツがピンチの時に叫んでいたようでしたけどね。



「蓮二の黒い羽根」BATTLE:2
「ひとぉーつ、人の世の生き血をすすり〜」

『桃太郎侍』
江戸で凶悪事件が多発。
大目付が解決を命じると、名門の生まれながら、身分を捨て、地位を捨て、長屋で浪人暮らしをしている桃太郎が
活躍するお馴染みの勧善懲悪痛快時代劇。
出演:高橋英樹、野川由美子ほか(76年放送開始)
因みに『桃太郎侍』の原作者は 山手樹一郎氏です。(原作とテレビでは設定もストーリィも違います。)

悪者を成敗する時に桃太郎が言うお約束の口上、来ると判っていても期待してしまう
時代劇ならではの大仰な台詞ですね。
 「ひとぉーつ、人の世の生き血をすすり」

 「ふたぁーつ、ふらちな悪行三昧」
 
 「みっつ、醜い浮世の鬼を」

 「退治てくれよう、桃太郎」
おまけ 
高橋英樹プロフィール
身長・体重
身長:181cm 体重:80Kg
生年月日
昭和19年2月10日
出身地
千葉県木更津市
出身校
日本大学 芸術学部